ハーレー搭載のツインカム88Bエンジンの魅力とは

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ハーレーのツインカム88エンジンの快適性をより高めたものが、2000年にソフティルに搭載されたツインカム88Bエンジンです。

これを機に、ハーレーのすべてのビッグツインがツインカム88、ツインカム88Bで統一されることになります。広大なアメリカで生まれたハーレーは、一日何百キロもの道のりを荷物を積んで走ってもびくともしないタフさと骨太な車体が持ち味です。
ハーレーに求められるモアパワーを実現するためには、従来のワンカム方式ではなくツインカムにする必要がありました。ワンカムのまま排気量をアップさせれば、クランケースが大きすぎたりエンジン全高が高くなってしまったりと様々な問題が生じることになります。

それをクリアするべく採用されたものが、カムシャフトをフロント側とリア側にそれぞれ独立させたツインカムエンジンです。2本のカムシャフトと88キュービックインチの排気量を備えていることからツインカム88エンジンと呼ばれるようになりました。ツインカム88Bエンジンは、ハーレーの真骨頂とされる振動を維持したまま、美しいマウントシステムを備え無駄な振動を効果的に軽減するカウンターバランサーが採用された進化型エンジンなのです。